父は、3年前に90歳で他界しました。私が第四子の三男坊末っ子ですので、私の小さい頃のニックネームは、”チビ”でした。その後、いつも間にやら家族の中で一番背が高くなったのですが、21歳で事業をスタートし、父の多くの教えがあります。
ある日、父が事務所(福岡市南区塩原)来て、私の机の前に座り、私が電話ばかりしながら仕事をしていると、電話が終わった私に言った言葉です。「重久、会社は何も電話がならず、売上だけが上がる会社が最高の会社だぞ」と教えてくれたのです。そこで私は、電話が鳴らないと仕事にならないどろう!と心で思ったのです。しかし、会社も徐々に大きくなり、人を育てる時に、その父の言葉がよく分かりました。
そして、その父から色々と言われるのが、嫌で嫌で仕方がありませんでした。分かっている、言わないで、と心の中で思っていました。面倒臭いと思っていたのも事実でした。
しかし、私の小事業が順調に行き始めた時に感じたことは、その父を真の相談相手にしていたのです。毎日のように電話をしては、相談していたことを思い出します。掛け目のない最高の相談相手だったと思います。「子は親を裏切るが、親は子を決して裏切らない」そう実感していました。
ビジネスは相談相手によって変わる。私の経験談です。