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2024年11月23日(土曜日)
(2024年3月1日サイトオープン)

秘書と運転手(ドライバー)

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私の現役時代に「秘書と運転手を使うのは技術。技術は磨けば上手になる」これが私の持論でした。

この秘書で、仕事は大きく変わると思います。私の場合、どういう向き合い方をしたら良いか?と何年も悩みに悩んで、何人も秘書が変わり、その行き着いたところが「すべて任せる」という付き合い方でした。

それまでは、ここから、ここまで、と決めて任せていましたが、それでは仕事が進みませんでしたし、私の電話も鳴っていました。電話がなる、急ぎのメールが来る、それでは仕事の妨げになりますし、当時の家族の用件もそうですが、秘書が即答できる環境を作ることに徹しました。

具体的には、すべてを伝えておくことです。会いたい人、会いたくない人、家庭のこと、仕事のこと、プライベートもすべてです。子供の学費の期日、金額、寄付金まで伝えていました。公私混同?と言われそうですが、私の電話が鳴らなくなると、とても助かりました。

逆に、少し寂しい位になるのが、私は正解だと思っていました。すべての事情を知っているから、秘書が殆どのことに対して即答します。それがしばらく続くと、知人を含めて、全く私の電話が鳴らなくなりました。

私もすべて秘書に聞く、朝は秘書の部屋でコーヒーでも飲みながら話を聞く、そんな毎日でした。問い合わせがあった内容を聞き、”へー、あなたも大変だね〜”と他人事のような話でした。でも、自分の仕事に特化出来たと思います。

次にドライバー(運転手)です。

ドライバーは、運転に特化してもらい、私は、自宅から会社まで一度も顔を上げることなく会社に到着していました。寝ていた訳ではなく、車の中でもパソコンに向かっていました。文章を作る、企画をブラッシュアップ(向上させる)する、そういうことを車の中でもしていました。

現役時代に私が使う車を運転してくれていたトライバーは、約10年間で二度しか急ブレーキをかけたことがありませんでした。そのうちの一回は、レスサスの自動ブレーキシステムによるもので、実質は一回でした。10年間で1回です。釣りバカ日誌の運転手なんか、急ブレーキは、しょっちゅうですよねー?笑

それから、彼は、私がお店から出ると、数秒で横付けしてくれていました。どこで見ていたの?といつも思っていました。銀座で飲んだ帰りも、なぜかビルを降りると来てくれていたんです。どうして?と思っていましたが、気にもせずに乗り込んで家まで送ってもらっていました。

しかし、これには裏技があったんです。ママさんが先にドライバーに電話してくれていたようでした。それも、彼の築いた人間関係ですよねー。とても素晴らしい!

ある日のことです。私の自宅の近くに少しおかしい人がいて、私の自宅の門の前で傘を持って襲いかかって来たのです。そこで彼(=ドライバー)は、勇敢に私の前に立ち、見事に私を守ってくれました。そんな彼です。そういう彼に仕事をしてもらう為には、いつも感謝の気持ちを伝える、それが大切だと思います。少し足らなかったかなー?

秘書とドライバーを使うのは技術、つくづくそう思います。しかし、何でも知っているから、彼らから反対を向かれると大問題です。成功談も失敗談もたくさんありますねー。笑

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